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投資商品の多様化と投資家の立場 |
◇遺産相続等により資金を手にした場合 資金の50%は、リスクフリーの投資商品(1千万円以下の預金と国債)に振り向ける。 残り30%程度は、ミドルリスクで、且つ、リスクがある程度分かる投資商品(JREIT等)に振り向ける。 15〜20%をリスクが読み難いハイリスク・ハイリターン投資商品に振り向ける。 そして、ポートフォリオ全体の目標利回りを年2.0〜2.5%の範囲に設定する。 ◇退職金を手にした場合 資金の60〜70%をリスクフリーの投資商品(1千万円以下の預金と国債)に振り向ける。 残り20〜30%は、ミドルリスクで、且つ、リスクがある程度分かる投資商品(JREIT等)に振り向ける。 10%をリスクが読み難いハイリスク・ハイリターン投資商品に振り向ける。 そして、ポートフォリオ全体の目標利回りを年1.5〜2.0%の範囲に設定する。 仮に、これで老後の資金として不足する場合は働いて収入を得る。 大凡、以上のような簡単なアドバイスをしています。 相談してきた相手が親兄弟であれば、誰でもこの程度のリスクテイクしか勧めないのではと思います。 証券会社等にとって、これではあまり商売になりませんから、別の組み合わせを勧めるでしょうが、投資家の立場に立てば、まずリスクテイクの度合いから投資ポートフォリオを組むのが常道です。 新年の初めに、このコラムで敢えて触れたのは、今年のJREITは長期投資商品として投資家の信頼を得るためのリスクコントロールが重要だと考えているからに他なりません。 市場が目先配当率で動く傾向は続くでしょうが、これに甘んじることなく、長期投資商品としてのリスクコントロールの手法を優先して資産組成を行うことを期待しています。 |
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