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公募型不動産ファンド
  
以前、私募ファンドの出資証券の流通市場を創ろうという声がありましたが、併せて匿名組合出資型の有価証券の取引市場を作るのも一つの方法です。
JREITは自動車レースに例えればF1(フォミュラー1)ですが、F2、F3があってこそのF1ですから、不動産ファンドにもF2があってもおかしくはありません。
不動産私募ファンドも、既にJREITの同程度の資産規模まで拡大しているようですから、取引市場を作れば、それなりの取引件数も売買高も期待出来ます。
JREITがようやく3年経った程度では未だ早いのかもしれませんが、JREIT以外の不動産ファンドを隅に追いやるのではなく、市場に取り込んで監視機能を付けることが投資家にとって良い方法だと言えるのです。
そしてこのような市場は、投資家の数と層の厚さを考えれば、東京以外では難しいですから、東証を含めて新たな取引市場の創設を検討してはどうかと思います。
市場を作るのは簡単ではないと思いますが、来年は不動産ファンドの動きが更に活発化しそうですので、問題が起こる前に根本的な対応があっても良いと考えています。
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