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2004.11.26.Up Dated.
REITの取得物件調査
  
ニューシティ・レジデンス投資法人の上場発表がありましたので、現在、現地調査を実施していますが、最近の各銘柄の取得物件は用途・立地等が多様化しているため、調査もその分楽しくなります。
今度はどういう物件なのかという期待を以って現地に赴きますが、やはり実際に見ないと分らない部分も多々あります。
私の場合、物件を見て自分なりに評価すると同時に、どういう意図、どういう目論見でこの物件を取得したのかを考えてみますが、建物用途によって異なった見方もします。
オフィスビルの場合は、比較的単純な見方になり、立地と建物グレードを重視しますが、商業施設では競合するスーパー等も一緒に見て、その優劣も比較したりします。
イオンやイトーヨーカドー等の大型スーパーではどの店舗でも商品内容は似通っていますので、競合店との立地の優劣評価が主になりますが、今後増えると予想される中型スーパーでは、商品内容と陳列等もチェック項目になります。
特に、都内23区内の食料品スーパー等では、かなり詳細な比較をしないと評価が出来ませんが、今のところそのような物件の組み入れが少ないのが調査を楽にしてくれています。
レジデンシャル物件の調査では色々なことが分りますし、同時に考えさせられる部分もあります。
最近新築された物件は表面的な見栄え重視の傾向があり、バブル期に建築されたマンションと比べると質的には劣る傾向もあります。
但し、バブルは既に10年以上も前になりますから、いくら建物コストを掛けていても住宅としては全盛を過ぎていますので、REITの取得対象としては難しくなります。
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