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2004.11.11.Up Dated.
ファンド向け物件開発
  
最近のレジデンシャル系REITの資産取得を見ると、大手デペロッパーによって新たに開発された賃貸マンションが目に付き始めました。
この分野では三井不動産が以前よりファンド用に賃貸マンションを開発していて、 オリックス不動産投資法人保有の「パークアクシス西麻布ステージ」、 プレミア投資法人保有の「パークアクシス四ツ谷ステージ」「パークアクシス明治神宮前」 がこれに該当します。
最近、日本レジデンシャル投資法人が取得すると発表した物件の中には、
・住友不動産が開発した「(仮称)水道橋マンション」(平成17年2月竣工予定)
・三菱地所が開発した「パークハビオ京橋」(平成16年8月竣工)
・東京建物が開発した「アパートメンツ白金台」(平成16年5月竣工)
・「アパートメンツ西麻布」(平成16年7月竣工)
があります。 これらの建物の名前を見ると分るように、各デペロッパーはシリーズとして特定の名称を使用していますので、今後もこのような事業を展開する予定だと思われます。
元々、大手デペロッパーは薄い利幅で分譲事業を展開していましたから、販売リスクのないファンド向け物件開発に取り組みやすいということもあります。
一方、JREIT側にとっても、高いブランド力のある大手デペロッパーが開発した賃貸マンションはテナント誘致にも有利に働きますので、歓迎するところです。
デペロッパーが賃貸マンションに積極的になるのは、売却後もPM業者としてPMフィーを得られるということもありますし、確実な売上げが確保されるという面もありますが、内容を詳細に見ると、 住友不動産の水道橋マンションは、当初は分譲用に計画された物件の転用だと思われます。
東京建物の2物件も土地取得段階では分譲マンション用地であったと考えられます。
純粋にファンド用として土地取得から行なっているのは三井不動産と最近展開を始めた三菱地所ではないかと思われます。
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