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REIT予備軍
  
現在JREITの各銘柄が保有している資産をセクター別に分類して平均キャップレートを見てみると、
・レジデンシャル・・平均5.5%前後
・オフィスビル・・・・平均6.0%前後
・商業施設・・・・・・平均6.5%前後
となっています。
物流倉庫はまだ組み込まれていませんが、不動産としての流動性の低さを考慮すれば、商業施設以上のキャップレートが欲しいところです。
また、都心型の商業店舗ビルもREIT向けの開発が活発化していますが、マルチテナントで一部歩合賃料を組み込んだ物件でもキャップレートがあまり高くないようです。
都心型商業店舗ビルでは、JRFの保有する「エスキス表参道」がNo.1の物件ですが、この取得キャップレートが約5%ですから、これを下回る物件というのは説明が難しそうです。
それでも、最近のREITの取得傾向を見ると、取得キャップレートにバラつきが出てきていて一部では、説明の付かないキャップレートで取得している物件もあります。
REITが保有している300物件以上の個々のデータが一般に流布していないため、あまり論じられませんが、投資家にとっては気をつけたいろことです。
その意味でも、今後の上場してくる物流REITの平均キャップレートや都心型商業ビルの取得キャップレートに注目したいところです。
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