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REITと金利上昇
  
リスク・スプレッドとは、元本保証のある国債と比較した上で、投資リスクの上乗せ利回りですが、REITを一括りで見る訳にはいきません。
銘柄によって、保有資産の質も異なりますし、資産運用能力にも優劣があり、また、過去の運用実績も違います。
これらを斟酌した上で、各銘柄のリスク・スプレッドを考える必要がありますので、国債利回りの上昇によって、銘柄毎の吟味が始まれば良いと考えています。
REITのファンド・オブ・ファンズも増えてきましたし、長期投資姿勢の投資家も多いREITでは、リスク・スプレッドの考え方は重要ですが、スプレッド幅をどの程度にするか、また、銘柄毎のスブレッド率がいくらかは、アナログ的な考え方になるので簡単ではありません。
何かの指標を使って算出することも出来ませんので、総合的に各銘柄の質を見ての判断になります。
もっと簡単に判断出来なければ投資商品ではないという見方もありますが、投資という行為はそんなに単純なものでもありません。
私は、長期金利上昇をきっかけにしてREIT投資を本質的な面から考えてみる機会になればと思っていますので、本件については、「TREND NEWS VOL.15」で解説する予定ですし、会員制サイトでは更に詳しく分析する予定にしております。
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