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2004. 5.13.Up Dated.
REITのこれから
  
ここのところ、JREITの株価もやや下がり落着きつつあるように思えますが、こういう状況の方が投資家は安心してホールドしていられると思います。
一方、REITがようやく金融商品としての評価が固まりつつあることを背景として、JREIT進出予定企業の動きも真剣味が増してきたようですので、こちらにも注意を向ける必要がありそうです。
まず、大阪証券取引所のJREIT第一号となる東京グロースリート投資法人が5月17日に上場することになりましたが、こちらは東証JREITに比べると小振りで、資産内容もかなり異なっています。
また、商業施設系REITとしてJRFのライバルになりそうな、JT系のフロンティアリートも資産運用会社の認可を取得しましたので、数ヶ月の内には上場してくると予想されます。
住友不動産系の東京オフィスファンド投資法人はオフィスビルREITとして上場への最後の詰めの段階にあるようで、今夏ぐらいには上場しそうです。
他にも、総合型REITのクレッシェンド投資法人が今秋頃には上場しそうですし、レジデンシャル系REITのCB・リチャードエリスの上場も近そうです。
この他にも、プロスペクトというレジデンシャル専門の私募ファンドが今年度内を目標として上場準備に入っています。
新聞等で名前が挙がっている企業以外にもJREIT進出を目論んでいる企業は多く、森トラストに先を越されてしまった森ビルも検討中ですし、大手系不動産会社では興和不動産も進出を目論んでいると聞いています。
更に、個人的にも注目しているのは阪急電鉄系の阪急リート投信です。 こちらは、「浪花リート」とも呼ばれ、東京一辺倒になっているJREITに大阪から一矢報いるためとも言われていますが、JREIT発展のためにもこういう銘柄には是非頑張って欲しいと思っています。
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