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SHOULD-N'T BE!
  
利益相反について

森トラスト総合リート投資法人の資産形成や、オリジネーターとの取引関係を見ると、利益相反はどこ吹く風という感じがします。 さらに言えば、利益相反を突き抜けていてオリジネーターの利益のみを追求しているという明瞭な内容になっています。「冗談ではない、自分たちは金融機関の要請によって企業リストラに協力した見返りを得るだけ」 という言い分もあるかもしれませんが、JREITを最初からウォッチしている私にとっては、背筋に冷たい風を感じます。
一方、最近発言力を増してきた証券アナリストの人達が、何のために、また、誰のために仕事をしているのかも、今回の上場で見えてくるのではないかと思います。

JREITのこれから

森トラスト総合リート投資法人の評価書は、近いうちに、「REIT DATA サイト」に掲載する予定ですが、銘柄数も増え、内容も千差万別になってきましたので、ますます投資家の視点での分析評価が必要となります。
基本的に、資本市場の動きは需給によって決まりますので、需要側、供給側の双方の視点での解説や評価が必要ですし、この様な情報が活発に提供されることで、市場のガバナンスも保たれます。 供給側にもいろいろな事情がありますから、需要側もそれらの供給側の意図を読む努力も必要となります。 その意味でも、ややお祭気分になっているJREIT市場にとって、今年は正念場になりそうです。

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