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 REITの株価について
  
12月5日に上場したばかりの「野村不動産オフィス・ファンド投資法人」の株価が公募価格を上回りながら、取り敢えず好調に推移しています。
過去の上場例を見ると、公募価格を割れることなく推移した銘柄は、その後も好調なことから、関係者が実績作りに努力しているようにも見えます。
このファンドは野村證券にとっても系列とも言える存在ですので、過去主幹事となった、日本ビルファンド投資法人(8951)や東急リアル・エステート投資法人(8957)にも増して力が入っていると思えます。
先週末の終値は518,000円と、配当実績のあるオリックス不動産投資法人(8954)やプレミア投資法人(8956)を簡単に追い抜き、グローバル・ワン投資法人(8958)、東急リアル・エステート投資法人(8957)に近づいていますが、保有資産内容から見ると根拠が不明確です。 それでも、下がるよりは上がるほうが投資家にとってはありがたいですから、もうしばらく推移を見てみたいと思います。
REITも銘柄数が増えると、色々な動きが出てきて面白くなってきますので、投資家にとって意欲が沸きますし、これからの見通しや今後のイベント情報にも注意が向くようにもなります。年内には、ユナイテッド・アーバン投資法人の上場(12月22日予定)を含めて10銘柄に達しますので、来年はますますREITの動きが活発化しそうです。

しばらく動きのなかった「グローバル・ワン投資法人」(8958)の株価が、先週末の終値で524,000円まで上昇しました。 売買高も2桁から3桁に上がり、流動性の小さいこの銘柄としては活発になっています。
「REIT DATA サイト」・「REIT TREND NEWS」の会員の方は納得していると思いますが、一般の方から見ると、この程度の値動きでは未だ目が向かないと思います。
REIT投資は、配当期待が主目的になるので、日々の株価の値動きは参考程度と考えている方も多く、それは健全だと言えますが、銘柄数が増えるとやはり従来に比べて注意力が必要となります。
REITの個別銘柄の情報は少ないですから、株価の根拠が今一つ分からないという方も多いと思いますが、こういう状態は合成の誤謬という危険性もありますし、年金等の補完収入手段として長期保有している人は迷いも出てくると思います。
個別銘柄の動きや今後の見通し等については、「REIT DATAサイト」・「REIT TREND NEWS」をご利用して頂ければと思います。 特に、REIT TREND NEWSは月1,500円で購読可能ですので、一度お試しなってみることをお勧め致します。

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