最近では、前記のような不動産投資とは違った形でワンルームマンション投資へ注目が集まっていますが、その特徴は次のようになっています。
- 従来の不動産価格(主として土地価格)上昇によるキャピタルゲイン目的の投資から、賃料収入によるインカムゲイン目的の投資として再商品化されつつあります。
(中には、依然としてキャピタルゲインを宣伝している業者もあるようですが、過去を見てもワンルームマンションが値上がりしたのはほんの一時期ですので、基本的には期間投資利回りで投資効果を計る考え方になります)
- 一定期間(おおよそ3〜10年)保有後に売却した場合、元本割れを前提にして(経験的には70%以下)総合利回りを計算するので、賃料収入による期間利回りはグロス利回り(年間賃料/取得価格)で15%程度は必要となるが、実際に供給されている例では、新築物件で5%台、中古で10%程度が多いようです。
- ワンルームマンションであっても賃貸市場では選別化が進んでいるので、比較的一戸当りの専有面積が広めの(30u前後)タイプが中心になっています。
- 供給側も過去のように売り切りではなく、分譲後の賃貸運用業務をセットにして投資家に販売する。
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以上、今日の投資ワンルームマンションの特徴ですが、もちろんこれらの条件に該当しない例も数多くあります。 |