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J-REIT株価について
  
筆者の見解では、NBF以外にも、このように低い配当率の銘柄がいくつか出れば、JREIT全体は過熱していると考えざるを得ませんが、NBFの独歩高であれば、あまり深刻には考えていません。
元々、NBFは増資も頻繁には行いませんから、既に4,000億円の資産規模に達していながらも、市場での流動性もそれ程高くはありません。
更に、投資家にとって投資分散銘柄としてNBFは欠かせませんから、需給バランス上は常に玉不足になります。
従って、NBFの株価上昇には合理的理由もありますので、赤信号だとは考えていませんが、他銘柄が同調するようになると、JREITもそろそろ危険水域に入ったと考えるべきだと思います。
客観的に見て、NBFに匹敵する銘柄は他にはありませんので、ブーム的な動きでいくつもの銘柄の株価が上昇するようになれば、投資家は投資対象を再吟味して、何れ訪れる踊り場に備える必要があります。
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