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個人の資産形成
  
毎日、情報を集めて考えないと損をする可能性が高い商品は個人向けではなく、投資を仕事としている人向けです。 それならば、プロが運用してくれる投資信託がありますという声が出そうですが、リスクの全てを他人に任せるのは、本来の意味での投資ではありません。
他人に任せて損をした時の悔しさは、自らで行った時に比べて倍増しますので、精神衛生上も良くないですし、極端に言えば、詐欺に合ったのと同じ感覚に陥ります。
このように考えると、個人の資産形成手段として最も合理的なのは国債投資なのですが、短期国債の利回りは低すぎますし、長期国債では償還まで期間が長いのと、途中で売ると不利になってしまう場合があります。
それに個人の買える国債は機関投資家等が買う国債に比べて利回りが低くなっているのも面白くありません。

そこで、JREITが登場するのですが、個人にとって「JREITって何?」という現状では選択肢にも入りません。

JREITは機関投資家も1口を持っている個人も同じ配当率ですし、最初の投資判断さえすれば、後は、年2回の配当を受け取っていれば良いのです。
JREITの株価をチェックする必要性も少ないですし、売り時を考える必要もありません。
このようにJREITは、個人にとって魅力的な資産形成手段ですので、国債投資と組み合わ せて使えば安定した資産運用と形成が可能になります。

このような説明を余り見かけることもなく、JREIT側も個人へのアピールには熱心ではありません。
折角、個人が投資に関心を持ち始めているのですから、自らの商品を宣伝する良い機会なのですが、 相変わらず殿様商売の域を出ません。
私は、もう4年も同じ事を言い続けていますが、一向に状況は変わらず、資産運用会社も投資法人も動く気配がありません。
困ったものだと思いますが、もうしばらく言い続けるしかないようです。
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