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公募投資法人債について
  
JRFのような高格付(S&P/A+、Moody's/A2、R&I/AA−)があれば、プロ私募で充分賄えますので、敢えてコストの掛かる公募投資法人債を発行することによってどの程度の利回りを提示出来るのかが注目です。
また、償還期間も個人を意識すれば3年、5年という設定も必要となりますから、より一層手間が掛かりますので、これらの発行コストを考えれば、大局的な見地がなくしては公募投資法人債の発行には踏み切れません。
実際にJRFがどのような発行をするのかは分かりませんが、JREITという新しい投資商品を使って投資市場に風穴を開ける試みはパイオニアとしての意欲が感じられます。
一方、他の投資法人では、商業施設REITのような借入金比率の低さがありませんから、同様の手法の採用は難しそうですが、レジデンシャルREITならば、投資法人債を含めたLTVを50%台程度に設定することで採用できるかもしれません。
いずれにしても、JRFの手法はJREITの財務戦略に新しいオプションを加えることになりますので、他銘柄でも長期的な視点での検討が必要になると思われます。
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