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REITの商業施設の取得が活発化か?
  
一方、今週になって、日本リテールファンド投資法人が東京立川のビックカメラ店の取得を発表しました。
量販店がテナントとなっている商業施設の取得はこのケースが始めてですが、立川駅という立地を考えると業態としては面白そうな物件です。
ここは、伊勢丹が百貨店として営業していたビルですが、4年前に百貨店から量販店に切り替わっており、一定期間のトラックレコードもあるというのも取得の理由だと考えられます。
日本リテールファンド投資法人も、量販店の取得には色々な角度から検討したようで、同じ量販店でも安定性や継続性を考慮して選別したようです。
商業施設の取得競争も激化していますから、皆が同じ業態の施設に殺到すれば価格が高騰してしまいますので、銘柄毎に特徴を発揮して異なった業態の商業施設を取得するようになれば、過熱も防げますし、投資家にとって投資リスクの分散も出来ます。
ただ、気になるのは、商業施設は、業態によってリスク特性やリターンの変動性が異なりますので、これらの明確な説明がないまま投資対象が多様化していくことは問題です。
商業施設銘柄は投資家に対する充分な説明ということを認識して投資対象の多様化を進めて欲しいと思います。
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