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2004. 7.29.Up Dated.
REITの商業施設セクター
  
先般発表されたフロンティア不動産投資法人の新規上場により、今後、REITの商業施設セクターにも厚みが増しそうです。
従来、REITの商業施設セクターはオフィスビルに次ぐ位置にはありましたが、内容を見ると、日本リテールファンド投資法人の資産が半分を占めていて、やや偏った状態にありましたので、フロンティア不動産投資法人の上場によってセクターとしては充実しそうです。
また、今回のフロンティア不動産投資法人の資産構成を見ると、いわゆるインカム型資産のGMS(大規模ショッピングセンター)で占められていますから、これにより商業施設セクターの投資対象業種に広がりが出そうな雲行きです。
今後、安定収益型のGMSは、日本リテールファンド投資法人とフロンティア不動産投資法人の2銘柄を中心にして組み込まれていくと考えられますので、他銘柄はこれ以外の商業施設に投資対象を広げていく可能性があります。
また、日本リテールファンド投資法人も独り占めの感があったGMSに、フロンティア不動産投資法人というライバルが現れたことで、グロース型資産への投資を積極化しそうですので、今後のREITの商業施設セクターは、ますます面白くなりそうです。
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