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2004. 4. 8.Up Dated.
J-REITの普及について
  
JREITもここに来て、ようやくオルタナティブ投資商品から卒業しつつあるようですが、一般の認知度はまだ大分低いようです。
先日も、ある異業種交流の会合でJREITの話をしましたが、まだ半分以上の人はJREITを知らない状況でした。それでも、若い人は説明をするとかなり興味を持ちますし、的確な質問も浴びせてきますので、JREITも若い人を対象にした説明会等をもっと開催する等の工夫が必要です。
不動産証券化協会(ARES)という業界団体があり、全国の都市を回るJREIT説明会を行うようですが、無料ということもあって、既に2,000人以上の参加申込みがあると聞いています。参加の顔触れは分かりませんが、多分不動産業者等も多いとは思いますが、普通の個人の参加が多ければ意義のある説明会になると思います。
以前にもこのコラムで個人への普及浸透の必要性を書きましたが、その後も投資法人や資産運用会社では目立った動きがありません。最近の株価上昇により、個人の利益確定売りが増えていて、ますます個人投資家が減少していると考えられますので、単に目先の株価にとらわれることなく、長期的な視点で個人への働きかけが必要です。
JPR(8955)という銘柄は、上場時に投資口を分割して登場したのですから、個人投資家重視の銘柄のはずですが、既に金融機関の持株比率が50%を超えていて、他銘柄との差はなくなってしまいました。
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