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2023.12.22.Up Dated.

不祥事の連発

　自民党の派閥に地検の捜査が入り、政治資金規正法違反での立件が為される予定ですが、これには多くの国会議員が関与しているようですから、かなり大規模な摘発になりそうです。
尤もこのような違反(脱税に繋がる)は今に始まった事ではなく、以前から横行していたものと思われますが、従来であれば捜査も摘発もなかったはずです。それがここにきて思いがけず摘発されていますから風向きが変わったという事になります。
元々は政治も検察も利害のみで繋がっていた同じ穴の貉でしたので、お互いに不利益になることは見逃していたと考えられます。
換言すれば利害関係のみの仲間でしたので、お互いの利害が一致せず、自分達にとってマイナスになるのであれば簡単に仲間割れして潰しあいになります。
先ず政治家から始まりましたが、他にも電力4社のカルテルも発覚し、課徴金1,000億円の支払い命令が出ました。
更にSBI証券のIPOでの株価操作も摘発されています。加えて、ダイハツ自動車の不正も発覚していますから、何処まで広がるのか見当が付きません。
これらの一連の動きは、全て仲間割れによる潰しあいだと考えられ、どちらが正義という事もありませんから、更に多くの業界に広がり今までの社会システム全般に及ぶのではないかとも考えられます。
この調子だと来年は更に激しくなりそうですが、それでも今の社会を疑わない人も稀に存在しそうです。
これからも、分かり易くて皆に身近な存在も摘発されるでしょうし、「えっ、ここも」と驚くような組織にも及ぶと思います。
結局これらの事によって、今までの社会は不自然で一部の人間の利益の上に成り立っていたということが理解できるようにとのイベントだとも考えられます。
ここで気付いて下さいという温かい配慮だとも言えますので、それぞれがキチンと考えて理解していく必要があります。
仮にこれらの事に目を瞑り従来の社会システムを擁護したり盲目的に追従したりするのは避けなくてはなりません。勿論そのような選択をする自由はありますが、選択の結果は自分に還ってきますから、決して良いとは思えません。
特にサラリーマンの人はより考えなくてはならないと思います。会社の命令だからとか家族を養うためとか言う他人のせいにする理由は通りそうもありませんし、最終的に自分が選択した道ですから結局自分に還ってくるしかありません。
でも、無闇に怖がる必要はありません、今まで他人を陥れたり、他人から奪う事を良しとしていたりすれば、その報いはあるでしょうが、真っ当な生き方をして人に恥じない人は大丈夫だと思いますが、サラリーマンは意識していなくても道に外れた仕事している人も居るでしょうし、どのような大企業であっても免責されませんから一度振り返って考えてみる必要があります。
詰まるところ、今は皆に自分のしている事、して来たことを振り返って改めて考え直す機会だと思います。自分の生きていた道は自分が一番知っていますから、どこに改心が必要なのかも見当が付くと思います。他人から強制されたりジャッジされたりする訳ではなく、自分自身で考えて選択して下さい。そしてその結果は自分に還ってきますからという念押しをされているのだと思います。