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2023. 7.14.Up Dated. |
金本位制通貨が始まる |
BRICS(ブラジル・ロシア・インド。中国・南アフリカ)諸国が共通通貨を創設して、今までの国際基軸通貨の米ドル体制から脱却する動きを見せています。 BRICS新共通通貨の目玉の一つは、金本位制の通貨になるという点です。 金本位制とは、貨幣価値が金に裏付けされていることで、日本も明治の頃に金本位制になったことがあり、当時の1円札(武内宿禰󠄀の1円札)は兌換券と呼ばれていて、この紙幣は1円相当の金に交換できますと表示されていました。 米国も金本位制を敷いていた時期もありますが、拡大する経済によって発行するドル紙幣が増えてしまい、金保有残高がついていけず、ニクソン政権時に金本位制から離れることになりました。 このように金本位制では、金の保有量によって発行できる紙幣の量が決まってしまいますから、経済規模の拡大に追随することが困難という欠点があります。 紙幣を使う立場で見れば、世界共通の価値を持っている金に裏付けされている訳ですから、貨幣としての信用力は絶大です。江戸時代には金を主成分として鋳造した小判の貨幣が流通していて、この小判は例え藩が違っても共通の価値を持っていました。 では、今の時点で金本位制通貨が登場するとどんな影響が出るのかという論点が多いですが、その前に、一体どこにそれだけの金があるのかが根本的疑問になります。 新通貨はBRICS間の貿易に決済に使われるようですので、その金額は膨大になりますから、今までの金保有量ではとても足りないのです。 金保有の目途がないまま金本位制通貨は発行できませんから、今回のBRICS新共通通貨の発行に際しては俄かに信じ難い程の膨大な金があるのだと考えられます。 その金は何処から、それとも天から降ってきたのかとも思われる位不思議な前提になっていますから、ここから考えるのが出発点になります。 従来の常識では、世界の金を独占できる米国でも無理なのですから、到底BRICSでは必要量の金を保有できないはずです。それが準備出来るとなると、従来の常識では考察が出来ませんから、新たな視点で考えてみなくはなりません。数年前からネットでは噂が流れていましたが、実は地球上に膨大な金があって、長い間特定の勢力・集団によって搔き集められていたという事です。 日本も長い間実質的に金本位制通貨を使用していましたから、それだけ金があった訳ですが、今日ではその面影すらない金保有量になっています。 これは長期に亙って収奪されて一か所に集められ、それを隠しているという事にもなります。 この話は、日本だけの事ではなく、世界全体に及んでいて、しかも数十世紀に亙って行われていたようです。 この前提に立てば、一体誰が金を収奪していたのか、その勢力とはという疑問に突き当たり、そして今回のBRICSの動きは、その金を取り戻したのではないかと考えることが出来ます。 突飛な話のように思えるかも知れませんが、これ以外に今日金本位制通貨を発行できる方法はなさそうです。 金本位制通貨を論じる前に、裏付けとなる金に言及するのが、先ず最初の考察になりますが、これをスルーしてしまう(解説不可能の為か?)論者が多いのです。 次に、金本位制通貨の効用ですが、当然ながら従来の不換紙幣は駆逐されてしまいます。 仮に金に裏付けされて1万円札があったとしたら、従来の1万円札は紙くず化してしまうように、ドル紙幣も同じです。 ドルが紙くず化してしまうと、従来の欧米型経済システムは崩壊してしまいますし、更に金本位制通貨には為替がありません。誰が持っていても1:1の価値ですから、今までのような為替制度による通貨格差が無くなります。 今までは、米国(ドル)と欧州(ユーロ)の通貨を1とすると、日本円は100分の1以下の価値になっていましたが、これらの格差がなくなるという事になります。 日本でもこうなのですから、発展途上国は更に大きな恩恵を受けますし、通貨価値格差を利用した欧米の収奪行為もなくなります。 長い間通貨格差の恩恵に浸っていた欧米にとっては致命的な問題ですから、本来は邪魔して潰さなくてはならないのですが、もうその力が無くなり、BRICSが8/22から新通貨を利用し始めると発表しています。 金本位制通貨が国際社会に登場すれば、測り知れない程多岐に亙って大きな影響を与えますし、世界の構図も大きく変わります。 それだけ画期的な事なので、更に私達の生活に対する影響についても今後順次触れていこうと思っています。 |
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