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2022.12.23.Up Dated. |
衣食住について |
衣食住を全く気にしないという人は居ないだろうと思いますが、どの程度気に掛けるかは人によって様々でしょう。 私は仕事柄長い間住に関わってきました。家はどのようにあるべきか、間取りは、建材は、と考えましたが、これらについて大きく変わったのは昭和40年代です。 私は戸建住宅は在来工法で昔の建材を使った方が良いと考えていましたので、伝統的な家を作る方向で考えていましたが、このような住宅はどうしてもコスト高になってしまいます。 結果として、家は新建材を多用するようになり、在来工法から2×4工法やプレハブ工法に変わっていきました。 戸建住宅ブームが去ってマンションの時代になってからも色々なプロジエクトに関わりましたので、どのようなマンションが良いのかを追求してきましたが、今はそのような事を考える人は減り、何処も同じようなマンションになっています。 シックハウス症候群が蔓延していますが、これは建材に使われている接着剤が原因ですので、これを避けるのは大変なコストが掛かります。 その為避けようのない状態ですが、可能であれば築70年以上の古民家に住むというのが最良の策になると思います。 勿論、今の住宅に比べて快適性は劣りますが、快適性を求めて体に悪い家に住むか否かという選択になると思います。 住だけでなく衣食も同じで、これは更に酷い状態だと言えます。 衣は絹や綿・麻から化学繊維に変わっていますし、綿も農薬使用によって有害成分を含んでいる物も多くあります。 絹と麻に国産品はもうありません(例外的に少量だけ国内原材料品はあります)から、どのように生産されているか栽培されているかが問題です。 素材に拘れば安全な衣服も得られますが、勿論その分高価になりますし、更には素材に拘っても洗濯が問題となります。 洗剤は有害物質の塊のようなものですから、これを避けようすれば汚れが落ちにくくなりますから、手間が掛かります。 そして水です。 水道水は飲めば分かりますが、大変に拙い味がしますので、味覚でも判断は出来ますので、この水を使い続ければ問題が起こるのは避けられません。 ここまでの事だけでも避けるのは現実的ではない状態になっているのです。 そして食はもっと深刻です。日本の農薬使用は世界でもダントツに多い国ですし、許可されている食品添加物も異様に多い国ですから、殆どの食材には有害物質が含まれます。 ジャンクフードはその最たるものですが、嗜好がそれを好むようにも仕向けられています。 即ち、衣食住全てに有害物質が持ち込まれているのが現実なのです。 誰が何の為にこんなに有害物質を広めているのかを一度は考えてみる必要があります。 そして有害物質の最たるものが今回のコロナ騒動のワクチンですが、衣食住の有害物質に気が付かなかった人は、当然接種しているだろうと思います。 もし今回のワクチンだけは有害度の判定できたという人は素晴らしい危機管理能力のある人だと思いますが、普通は積み重ねによって有害度の判定をしたのだと思います。 では、これら全てを避ける方法があるのかはどうでしょうか。 個人の努力だけでは限度があるというのが本音です。 私は生まれた家に今も住んでいますが、家の1階は昔ながらの古典材料を使った在来工法で建てられていて、2階は40年以上前に私が作りましたので材料も吟味しています。 既に古民家状態ですが、建て替える気はありませんので、修理しながら使い続けています。 そして何よりも良質な井戸水が使えるという点が大きなメリットです。水道はトイレ以外には使っていませんので、日常使う水は全て井戸水ですが、この井戸は親の代から引き継いだものなので、私が選択したとは言えません。 偶々このような環境に住むことが出来たというメリットがありますので、かなり恵まれていると考えています。 世に蔓延している有害物質を何処まで避けられるかは健康にとって重大な条件ですし、病気の原因はこれらの有害物質が引き金になっていると考えられますので、今からでも遅くはありませんから、より多くの人が全てを疑って改善していくという方向に歩む必要があるのです。 |
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