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2022. 6.24.Up Dated.
ウクライナ問題

 ロシアによるウクライナ侵攻の状況がどうなっているのかが分かりません。
日本のニュースはいい加減ですし、元々正確な情報を持っていなさそうなので、信用できません。
従って自分達で推測するしかなさそうですが、戦況は間違いなくロシアに有利なのは自明です。
ウクライナには事実上海軍はなく、ロシアの黒海艦隊の活動を制限できませんし、空軍も質量でロシアに大きく劣ります。
ウクライナの頼みは陸軍ですから、国家総動員令を出して陸軍に全国民を動員できる体制 を敷いているようです。
日本でウクライナ側の戦果が報告されていますが、これは全て陸からのミサイル攻撃に因るものだと考えられます。
一方、ロシアは今回のウクライナ侵攻では動員できる最大数である19万人を国境沿いに集結させましたが、半分位は徴兵なので、実際にウクライナに侵攻しているのは常備兵が中心になっていると考えられます。
地上戦では戦車の数でもロシアが圧倒していますから、ウクライナは劣勢に立っていると考えられます。
ウクライナ側からは携帯式対戦車ミサイルによる戦果も報告されていますが、恐らく戦車1台を撃破するのに多くのウクライナ兵が犠牲になっていると思われます。
戦争なので、最初から数日で終わることは想定していませんが、ロシア側は半年位で片を付けられると考えていたのでは思います。
ウクライナは欧米に武器支援を要求していますが、小銃以外の現在の武器は複雑で入手しても直ぐに使える訳ではなく、操作訓練で最低でも1ヶ月以上必要ですし、徴兵では扱いが不可能だと言えます。
これらの要素を加味すると、ロシア側の優勢は揺るぎませんが、EU側も隣国のポーランド上空に早期警戒機を配備したり、軍事衛星などで得たロシア側の動きをウクライナに伝えている為に、ロシアも迂闊には動けないようです。
それでもEUと米国は軍事介入を控えていますから、劣勢のウクライナが全面敗北するのは時間の問題ですが、もしかしたら既に戦況は決まっているのかも知れません。
戦争時は両者ともプロパガンダを積極的に流しますので、情報の信頼性は著しく落ちますから正確な所は当事者しか分からないと思います。
NATO軍が動かない所をみれば、戦争の帰趨は既に決まったとも考えられますので、ロシアがウクライナ全土を占領すれば終結するだろうと考えられますが、元々19万の兵力ではウクライナ全土の占領は無理ですから、ロシアにとってウクライナの解放が出来れば良いと考えていると取れます。
また日本でもウクライナへの義勇兵を募集したようですが、こんな事を黙認している日本政府も異常です。実際に応募者が居たのかは分かりませんが、日本政府がこんなことを取り締まらないのは本当にまともな政府なのか疑問です。
噂では日本政府は、日本国民による政府ではないとも言われていて、単なるDSの手先、又は傀儡だとも言われています。
そんな事からネットの一部で囁かれているようにロシアによる日本侵攻の可能性も指摘されていますが、ロシアは地上軍の全てをウクライナに投入していますから、これは物理的に無理です。
仮にウクライナ侵攻に目途が付いた後でも、日本への侵攻は無理筋だと考えられます。
軍隊は最初から無理と考えられる作戦は採りませんから、一部で流されている噂は根拠なしだと言えます。
ロシアは無理でも中国がするのではと思うかもしれませんが、これらは日本の自衛隊が反撃すれば容易ではないことは先方も分かっていますから、可能性があるとすれば日本の自衛隊の協力が前提になります。
敵国に自衛隊が協力することはあり得ませんから、ロシアや中国が敵でなく、敵は日本政府だという前提しかありません。
万一そんな事になれば天地が引っ繰り返るような事態ですから大変ですが、全くの絵空事でもないのが今の状況ではないかと思います。
但し、どういう事態になってもどういう事が起こってもとにかく巻き込まれない事が必要です。
今は敵味方の区別が明確ではないですから、先ずは静観して冷静に推移を見て判断すれば良いだろうと思います。 そしてこの行動は決して手遅れにはならないだろうと確信しています。


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