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2022. 1.21.Up Dated.
相場の動きに注意しよう

 先週の金曜日(1/14)から相場が動きました。昨年4月から東証REIT指数は2,000ポイント台で推移しており、私から見れば過熱領域でしたが、この状態を8ヶ月維持していました。
そして1/19には1,897.03ポイントと前日比で▲69.57ポイントと大きく下げてきましたので、今後の推移が大変気になると思います。
この傾向をファンドバブル崩壊やリーマンショックのような暴落ケースを除いて、通常の過去の相場の動きに照らし合わせてみると、このまま調整が進行すれば、一時的には1,600ポイント台まで下がる可能性もあります。
仮にこのように調整が深まるとしたらその要因は何かと考えれば、同じように1/19に日経平均株価も2.7万円台まで下がっていますから、投資市場全体が調整に向かっていると考えられます。
一方、このように相場が調整されるような具体的要因が明確ではありませんので、今後の予測が難しいとも言えます。
人によって色々な憶測が出来ると思いますが、常識的な解釈は証券アナリストに任せて、ここでは独自の推測をしたいと思います。

先ず、相場が反転する勢いがない限りは、前述のようにこのまま調整は深まると考えられますが、このように見る背景としては相場操作の力が弱まったと見るからです。私は以前から相場は意図的に操作されているという見方をしていましたので、この力が弱まったとすれば、理屈からは過去の相場動向のように次は1,700ポイント台、そして一時的にしろ1,600ポイント台も不可避だろうと考えられます。
現象としてはこのように予測されますが、問題の本質は何がこのような事を引き起こしているのかです。
私は金融環境の変化だと考えていますが、これに関して特に情報は入っていませんが、この見通し通りだとすれば、かなり深刻だと考える必要もあります。最悪の場合は、相場の調整は留まることなく下がっていくとも考えられますので、こうなるとREIT市場も危険な状態に入ると予想されます。
一体何が起こっているのかという疑問もあると思います。これについては詳しく触れるスペースがありませんが、昨年12月に配布した投資家セミナーテキストでは言及しています。このテキストの内容は常識的に見れば異端でもありますし、突拍子もないという見方も出来ますが、私が真摯に客観的中立で分析した結果ですので、ホラでも何でもありません。私自身は相場変動との利害関係は一切ありませんし、皆様を脅かしたり不安にさせたりする背景も全くありません。
但し、拙速に慌てないで下さいと申し上げておきます。 これからは冷静に動きを見ながら自分自身で考え対処する必要がありますが、敢えて言えばコロナショックで相場が急落した時のように買いのタイミングはありません。 ここが底という見方も出来ませんので、動く必要もないのです。
そして今後も相場が大きく動くようであれば、更に深掘りした解説も行いたいと考えていますから、もう少し様子を見守りたいと思います。


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