コラムトップ
2021.12.17.Up Dated.
電磁波の影響

 電磁波の影響は大きいようですが、それが原因と自覚していない人も多いようです。頭痛や精神的な不安定感等は電磁波を浴び過ぎたことでも起こるようですから、注意が必要です。
そんなことで私も電磁波測定器を買って家の中の電磁波強度を調べてみました。測定器もピンキリありますが、安いのは測定周波数が低く、低周波帯(300Hz以下)のみなので、スマホの電波帯ぐらいまで測定できる物を買いました。
因みに、国の定める安全基準は42V/mで、欧米各国の約2倍になっていますから、私は安全を見て10V/mを基準として考えています。
実際に測定すると、数V/mは容易に発生しています。 私の環境ではPC回り、オーディオ機器周辺になりますが、家電品回りも要チェックです。特にスマホは要注意で常に1V/m弱の電磁波を出していますから、一日中身に付けていたり使う頻度が高いと、当然電磁波の影響を受けますから、少なくとも寝る時は遠ざけておく必要があります。
家電品等は元々機械側で電磁波対策を施していますから、外へ漏れる電磁波は軽減されていますが、これは日本製の話で中国製などの海外製品は分かりません。
次にPCやスマホのモニター画面ですが、ここも電磁波の発生ポイントになっています。一般的には解像度が高いと電磁波も強くなると考えられますが、これも価格に因ります。
PCの場合、大半の人は日本製以外の製品を使っていると思いますが、モニターから放射される電磁波は様々な影響をもたらします。眼精疲労は当然ですが、頭痛・食欲不振、そして腰痛等の体の痛みも誘発するようです。 なぜか疲れやすいという症状も関係があるかもしれませんので、電磁波の影響を理解し正しく対処するに越したことはありません。
モニターは最も重要な部分で、ここの電磁波が周囲に比べて極端に高くないことが必要です。 私の場合は、正面より背面の方が電磁波は強くなっていますが、正面側は問題となる水準ではありませんでした。 モニターはEIZO製で、電源部分の重量はかなりありますから、恐らく電磁波遮蔽対策が施されていると思われます。軽いモニターは電源部が発生する電磁波の遮蔽が十分でない可能性もありますから要チェックです。
勿論、内部の回路で電磁波対策は行われていますが、外に漏れる放射ノイズは金属で囲う必要がありますから、その分重量が重くなります。
兎に角、スマホ・PC・テレビ等を日常的に利用している場合は、電磁波の影響を考慮する要があります。
更に以前から言われているように、電子レンジの放射ノイズは桁違いですから、使っている時は側にいないようにします。電磁波は目に見えませんし、感じることも出来ませんが、人体への影響は確実にあるので厄介です。
外でも電磁波は飛び交っていますし、工場や送電線、電波塔、アンテナの近くは強い放射ノイズを発していると考えられます。
まあ、自然の中で暮らしている人が最も影響が少ないのですが、都会では自ら対策しない限り浴び続けることになります。
電磁波に着目した製品は少ないですし、逆に電磁波対策は無視した製品が横行しているのが現状ですので、個々人の努力しかありません。
不健康でも良い、体の不具合があっても良いという人は居ないと思いますので、調べて出来るところから一つ一つ改善していくのが良いと思います。


Copyright (c) SYC Inc. All rights reserved.