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2021.10.22.Up Dated.
実相を知るのは難しい

 世の中の実相を知るのは意外と難しいです。 特に昨今は色々な情報が錯綜していますから、どれが真実なのかを判断するのは簡単ではありません。
自分の目で見たものは実相と言えるかもしれませんが、これも必ずしも100%信用出来るとは限りません。
私がここ数か月の間に自分の目で確認したことで、不思議なことが何回かありました。 その一つは月です。
3ヶ月程前、家のベランダから月を見た時に月の形が楕円形になっていました。この日は晴れていたので、大気の影響でもなく、確かに楕円形の月が見えました。
次に、月齢では満月に近い日に空を見上げましたが、雲もない夜なのに月が見えませんでした。
翌日は月が見えましたから、見えたり見えなかったりするのはどうしてなのかと疑問が湧きます。
私だけでなく女房も一緒に見ましたので目の錯覚という事もないのですが、変な月を何回か見ました。
これは一体どういう事なのかと思いましたが、ネットで調べると、月は天体ではなくホログラフによって見せられているという説がありました。
ホログラフという説は俄かに信じられませんが、私の経験の一つの説明にはなります。
仮に月がホログラフ(立体映像)によって作られているとしたら、これは更に色々な仮説に波及します。
以前フラットアースの話をしましたが、これは多くの事を説明してくれる考え方ですが、 フラットアースを真剣に信じている人も結構いるようで、ポーランドの宇宙飛行士が地球はフラットである語っているインタビュー映像も見ました。
フラットアースは中世までは常識的な考え方でしたから、一概に否定は出来ませんが、人工衛星や宇宙にロケットを飛ばせる現代では非常識な見方になっています。
これらの話は、こちらが真実と即断が出来ませんので厄介なのです。
他人の話を鵜呑みにすれば、今の常識(他者から与えられた知識)では妄想としか映りませんが、自分自身の考えでは疑問が残ります。
常識に縛られていればお気楽ですが、仮に月がホログラフだとかフラットアースだという事であれば、私たちは長い間操られていることになります。
これが最も深刻な問題になるのです。 現象の説明よりも、私たちが操られていると仮定したら、これは根本的な問題を提起することになります。
政治もメディアも医療もそして教育も私達を操る道具として使われているとも考えられますから、とんでもないことになります。
それでは私はどう考えているかになりますが、私は元々政治やメディアは信用していませんし、医療にも疑問を持っています。教育についても、学問は疑問を持ちそれを探求する姿勢を身に着ける為の意識を醸成する為のものと思っていますから、教育によって得た知識は重視していませんし、その後に修得した知識も絶対とは思っていません。
こういう時代に常識に縛られて全てを否定できる人は気楽ですが、それでは学問をした甲斐がありません。
不思議なのは、専門家や学者という肩書を持った人が常識論だけを展開していることです。彼らは学問をしたことがないのでしょうか、一流大学を出て立派な肩書を得た人が常識論だけ展開しているのは、学問が身に付いていないのか、それとも確信的に常識論を展開して私達を操っているのかの何れかになります。後者だとしたら、それも恐ろしいことになります。
このように考えれば考えるほど深みはまりますが、私はこれを敢えて享受して探求を続けることが学問をしてきた理由だと考えています。


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