コラムトップ
2021.10. 1.Up Dated.
嵐が近い!?

 自民党総裁選は岸田文雄氏に決まったようですが、毎回総裁選に出馬し漸く当選となりました。
決選投票で総裁選3位だった高市早苗氏が、岸田氏支持に回ったことが勝因のようですが、取り敢えず河野氏が落選したのは良かったのではないかと思います。
自民党の総裁選はこういう構図が多く、かつては石破氏が悪役になったりしていましたから、何となくシナリオのある出来レースという感もあります。
正直言って誰が首相になっても日本が抱えている大きな問題を解決できるとは思いませんが、今後は岸田氏の政策よりはその裏にあるシナリオを読むことが重要だと考えています。

次に、米国がデフォルトの危機を迎えています。予算措置が出来ずに、このまま行けば債務不履行によるデフォルトの危機を迎える可能性もあると言われていますが、予算措置の為の必要な立法を議会が通過しないという事は過去に何度かあり、ぎりぎりで立法措置が成立した例がありますから、今回もという感があります。
但し、今回はもう少し切羽詰まっているようで、本当に債務不履行に陥る可能性も否めません。
国家の債務不履行は発展途上国では例がありますが、先進国ではありえない事態だと言えます。
まして米国は世界基軸通貨のドル発行体であり、いつもはIMF通じてデフォルトした国家の立て直しに回った主体ですから、その米国がデフォルトするというのは全く信じられない話です。
万一米国がデフォルトとなれば、日本は米国債の大量保有国ですから、日銀も連鎖でデフォルトしますので、こうなればとんでもない事態になります。
このように書くと大変な危機とも思われますが、私はこれもシナリオの一環ではないかと考えています。
米国のデフォルト→バイデン政権の失脚(米国株式会社の倒産)→混乱から新たな共和国成立というシナリオがあって、それに向けての通過点ではないかと思っています。
日本もこれと同じ道を辿り、米国のデフォルト→日本株式会社の破産→新たな大和共和国成立というシナリオもあるようですから、このシナリオが一挙に動くタイミングが近いのかも知れません。
国家が破産したらどうなるのかという心配もありますが、米国も日本も新たな社会体制で新通貨(金本位制)発行する準備が出来ているとのことで、私たちはそれほど心配する必要はなさそうです。
勿論一時的な混乱は避けられないでしょうが、新たな時代を迎えるための儀式のようなものですから、私は楽観視しています。

他にも、世界では新たな動きや変動が起こっていますが、それらも全て一つのシナリオに沿った動きだと思いますから、鷹揚に構えていて良いと思います。
嵐は人によっては何年も前から待っていたようですから、漸く来そうだというのがその人たちの実感ではないかと思います。


Copyright (c) SYC Inc. All rights reserved.