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2021. 4.30.Up Dated.
緊急事態宣言は何のため?

 東京・大阪・京都・兵庫に緊急事態宣言が出されていますが、今一つ何の為か分かりません。
PCR検査での陽性とコロナ感染とは一致していないはずですから、陽性者数の増加が感染拡大を示していないとも言えます。
少なくとも行政は矛盾のない形で国民に協力を求める必要がありますが、そのような手続きをパスして半ば強引に緊急事態宣言を出した感があります。4つの地域だけに限定して感染拡大を防げるのかも疑問です。
昨今の状況をみると合理性・論理性が無視されている面が多々見られます。小池都知事の発言にも、合理性や論理性は認められませんが、元々論理性希薄な人物ですから、相変わらずおかしな人間がおかしなことをしているという感想しかありません。
これ以外にも合理性・論理性が希薄な事例が増えてきていますが、何となく「変な時代」と感じる今日この頃です。
現在の緊急事態宣言は5/11までのようですが、一説には何かを隠すために人々の行動を制限するのが目的だとも言われています。
何れにしても何が真実なのかは分からないですし、メディアを通じて流されるフェイク情報と必要な情報のブロックによって現状の把握すらも難しくなっています。
一方、街の様子をみると人出は以前と変わらず、繁華街には多くの人が行きかっていますので、大半の市民は行政やメディアの情報を話半分に聞いていることが分かります。
一般的な常識を持っている人ならば、政府・行政やメディアの言う事を全面的に信じることはなさそうですから、このような状況も当たり前なのかもしれません。
それにしても何となく不可思議な状況が続いていますが、このまま行くとどうなるのかという疑問が湧きます。
コロナ騒ぎも暫くはズルズルと続きそうですし、補選3連敗によって自民党菅政権も弱体化が進んでいますから、今後も不安定化が加速する予感がします。
こういう中では2回目の給付金支給が必要になりそうですが、今の所具体的な動きは乏しいです。
私自身は今の政府には何の期待もありませんが、一方で野党に対しても同様です。これは組織・機関への不信感と言うよりは、与野党政治家の資質に大きな疑問を持っている為です。
今年に入って選挙区選出の与野党議員に問い合わせをしたこともありますが、まともな答えは返ってきませんでした。立憲民主の議員は党本部へ言ってくださいと逃げの一手ですし、自民党議員は動く気配もありませんから、選挙民を無視しているとも言えます。こんな人たちが司っている政治に期待は出来ませんから、現状は仕方ないとも言えます。
それでも子供や孫の世代の事を考えると、このままではいけないと思いますし、団塊の世代としての責任を果たさなくてはならないと思いますから、自分の動ける範囲で努力していくつもりです。


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