◇コラムトップ |
2021. 3.26.Up Dated. |
閑話休題 |
今回は少し面白い話をします。 フラットアースという説をご存知でしょうか。 この説は中世までは主流の考え方で、聖書に基づいて地球は平らであるという概念です。 ガリレオが地動説を唱えるまでは、天動説が主流でしたが、この概念もフラットアースに関係しています。 何を今さらと思われるでしょうが、最近では旧約聖書に書かれていた預言を真面目に解説する人も増えていますから、聖書の記述が真実だと仮定すれば、フラットアースも天動説も真実と考えることも出来ます。 宇宙時代にフラットアースなんてあり得ないと思いますが、この考え方では宇宙なんて存在しないということになっています。 人工衛星の打ち上げや月探査や惑星探査を行っているのに、そんな事を言うのは頭がおかしいと思うでしょうが、このような見方や考え方についても再度考え直すことも必要かもしれません。 フラットアース説を唱える人は頭がおかしいと考える根拠は何でしょうか。 それは自分が学習した知識(他人の考えや説を記憶したもの)とは異なる為だと思いますが、この前提には自分が正しくて他人が間違っているという思い込みがあります。 世の中には自分が正しくて他人の考えが間違っていると言える根拠は、往々にして偏見に基づいていることが多いですから、一旦はニュートラルに捉える必要もあります。 そこでこのフラットアース説についても調べてみましたが、必ずしも根拠ゼロとは思えません。 少し話は逸れますが、物理学はニュートン等の古典物理学からアインシュタインの相対性理論、そしてシュレーディンガの量子力学と進み、最近ではプラズマ物理学という分野も登場しています。 物理学の変遷からみれば、ニュートンの古典物理学のみに準拠した宇宙論は最早通用していませんから、万有引力も違うのかもしれません。 万有引力や慣性の法則が働いていないとすれば、時速1,200km以上で自転しているとされる地球では、通常のジェット機では自転スピードには追い付きませんから、自転方向に向かうのは無理なはずです。 私は文科系出身なので、これ以上の考察は無理ですし、見当外れの疑問かも知れませんが、このように考えるだけでも頭からフラットアースを否定するのも柔軟性を欠きます。 更にプラズマ物理学では、宇宙の99.9%はプラズマ状態になっているという考え方で、固体・液体・気体が存在しているのは地球だけではないかという事にもなるそうです。 この概念もフラットアース説を補完する事にもなり得ますから、結構面白い展開なのです。 フラットアースの真偽は別にしても、このように全く異なる考え方にも、否定的でなく反応するのも必要ではないでしょうか。 他にも、同様な都市伝説は数多く存在します。 地球空洞説、月は人工物説、太陽の表面温度は高くない説等があり、これらも面白いので頭の隅に置いてあります。 最近は都市伝説を発端として現実化してきたのが、「ディープステート」「Qアノン」ですが、宇宙人存在説もかなり現実味を帯びています。 既に米国ではUFO情報が開示され始めていて、6月には全面解禁となるとも言われていて、最早UFOは都市伝説ではなく、現実の存在となり始めています。 このように考えると、常識に囚われずに柔軟な感受性を持っていた方が面白い時代だと言えるのではないでしょうか。 |
Copyright (c) SYC Inc. All rights reserved. |