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2020.12.18.Up Dated.
米国の混乱は収束に向うか

 米国大統領選挙による米国内の混乱が続き、その影響が計り知れずに苦慮していましたが、漸く収束に向かうような気がします。
勿論収束の過程で一時的な動揺はあると思いますが、これで落ち着いて市場動向を見られるようになるのは朗報です。
既に配布予定の投資家セミナーテキストは脱稿し、お申し込み頂いた方に順次お届け出来ると思いますが、このテキストには混乱の収束については触れていません。
執筆時点では、混乱状態が続いていて、見通しが付かない状況でしたので、やむを得なかったとも言えますが、今後収束に向かう事でテキスト内容はそのまま使えると考えています。
但し、株式市場がどのように動くかは定かではなく、場合によってはREIT市場も一時的には変動するかも知れませんが、短期の動きですので、あまり重要視する必要はなさそうです。
REIT投資家にとっては、慌てず相場の動きを少し長い目で見て投資判断を行えば良いと考えています。
収束の方向と内容は単なる私の推測ですから、具体的に申す程ではないと思います。
米国内の事は米国の問題ですから、米国で解決してもらうしかありませんが、その後に起こる可能性のある米中緊張状態は日本に大きな影響があります。
万一米中衝突が起これば日本は傍観者ではなく当事者に組み込まれますが、彼我の力の差は歴然なので、大きな衝突には至らないと思います。
中国は他国を攻撃するミサイルは豊富に持っていますが、自国を防衛するミサイル網は貧弱ですから、米国とNATO、日米豪印のクアッド、そしてロシアの包囲網が敷かれれば、早期に手を挙げるだろうと思います。(中国には敗けると分かっている無駄な戦いをする気質はないと思います)
米国内の混乱が収束への動きが始まるのは、年内だと考えていますから、米中関係は年明け以降の問題だと思われますので、未だどのような状態になるのかは定かではありません。
理想的には、事が起こる前に中国が大きな譲歩をしてくれることですので、こうなれば日本にとっては大変ありがたいと言えます。
何れにしろこれで取り敢えず年末年始を安心して過ごせるだろう思い、かなりほっとしています。


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