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2020.12.11.Up Dated.
投資市場の異変

 株式市場が上昇していて、日経平均株価で見ると12月3日に26,809.37円の最高値を付け、直近の11日でも26,652.52円になっています。これは米国のNY市場に連動した動きで、NYダウが3万ドルを超えていて、直近でも29,999.26ドルとほぼ3万ドルになっています。
このような株式市場の上昇についてはいくつかの説明がされていますが、あまり納得できる内容ではなさそうです。
このように日本の株式市場がNY株式市場に連動して動いているので、投資家にとっては気になるところですが、私は非常に危険なのではないかと思っています。
米国大統領選挙関連では真偽を含めて色々な情報が出ていますが、その中の一つに、中国側の会議で明かされた、中国と米国ウォール街との結びつきがあります。
これについては、いくつかの米国ファンドと証券会社の動きが中国側と繋がっているのではないかとの疑惑も出ていますから、濃淡はあってもウォール街と中国との間にはパイプがあるのではないかと考えられます。
この事について深掘りはしませんが、どうも意図的に作られた相場ではないかという危惧があります。
相場を作る意図は、上手に売り抜いて利益を得る為ですから、どうしても時価総額の大きい市場である必要があります。この点で、日本の株式市場もターゲットになっていると考えることが出来ます。

一方、時価総額の小さく上手く売り抜けることが出来ないREIT市場は比較的平穏な相場が続いています。
コロナショックからの一定期間は、REIT相場は株式市場に連動していましたが、その後連動性が弱くなって、ここ1ヶ月は独自の動きになっているとも言えます。
株式投資をしている人はREITには興味がないと思いますし、その動きも追ってはいないと考えられますから、他の市場の動きの分析はしていないだろうと思います。
一方、私のようにREIT市場の動きを日々追っていると最近は気になる点が多々あります。
投資家別の取引動向の分析をしていると、誰がどのような投資態様を取っているかも何となく分かりますが、REIT市場では外国法人も証券会社も強気な動きではありません。
一方、投資信託はやや強気な投資態様になっていましたが、それでも買い一辺倒にはなっていません。
従って、REIT市場での取引主体は現在の相場を受容しているとも言えますので、REITだけはこのまま平穏な相場が続くと期待しています。


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