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2020.11. 6.Up Dated. |
米大統領選挙後の世界 |
米国大統領選挙の状況の推移はネットで刻々と見ることができます。 私は、昨日は一日中投票状況を注視していて、様々な解説サイトも見ました。 テレビや新聞等の既存メディアを見ていては、何が起こっているのか分かりませんが、ネットで情報を取ればある程度理解できます。 簡単に言うと、今回の大統領選挙は過去に比べると大規模な不正選挙が行われているという可能性が高いということです。 恐らく、実態はロシアの大統領選挙や発展途上国の選挙状況と同じだと考えられますので、かなり深刻な状態ではないかと思います。 果たして選挙結果がどうなるのかも問題ですが、日本はその結果は傍観するしかありませんので、帰趨を論じても仕方ありません。 それよりも本質的問題は、大規模な不正を許容する国民性だと思います。 これだけ不正疑惑が出てくれば、民主党支持者が徹底究明を求めなくてはならないはずですが、容認又は黙認してしまえば、国民の半数近くが手段を問わず勝てば良いという考え方だという事になります。 これは中国が展開している覇権主義と相似形になりますので、米中対立は近親憎悪ではないかと思われます。 それにしても、前回のコラムで指摘したように、今回の選挙によって米国の国際的地位の低下は避けられませんから、世界が不安定になることは否めません。 一方、株式市場は生温い反応しかしていませんが、先行きが読めない為に半ば無視している感があります。 日本にとっては、隣に覇権主義の中国、訳の分からない朝鮮半島の勢力、そして太平洋の向こうには民主主義がまともに行われない米国に囲まれるという状況になります。 何か太平洋戦争前の状況と似てきましたので、日本の舵取りがかなり難しくなりそうですが、幸いと言うか今の日本は軍事大国ではありませんから、困難ではありますが上手くバランスを取りながら外交安保を進めていくしかありません。 思い起こせば、2016年6月に英国のブレグジットが始まった時、その後に開催したセミナーで私はこんな話をしました。 「これからの世界は大きく変わりますので、日本は外交を強化して関係各国とのバランスを取りながら動ける力を備えなくては立往生してしまいそうです」 「感想としては、私が生きているうちにこのような世界をみるとは思いませんでしたが、正にそれが現実になりそうです」 当時、日本政府の外交力にそんな力があるとは思っていませんでしたが、意外と言うか、安倍政権はかつてない程の手腕を示し、その後の日本の外交力には目を見張るものがありました。 では菅政権はどうなのかという懸念はありますが、もう首相や国会議員だけで何とかなるレベルではないと思います。 国民全体の叡智の結集によってこの難局を乗り切る必要がありますから、自由で活発な議論を推進して選択肢を示す方法しかありません。 いよいよ日本も正念場に入ったというのが私の正直な感想です。 |
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