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2020. 5. 1.Up Dated.
コロナで変わったこと

 コロナウィルス感染拡大を見越してそれまでの生活と意識を見直したのは、中国武漢が閉鎖された1月23日からでした。
恐らくこのウィルスは日本にも入ってくるであろうと予想し、外出の自粛とセミナーの開催の再検討を始めました。実際これ以降に開催された決算説明会は全て欠席、打ち合わせもメールだけに絞りました。
一方、私の生活は元々在宅勤務ですからこれはコロナ前とは殆ど変わらず、自宅に籠って仕事をする状態は変わっていません。仕事の息抜きとして、秋葉原へ行ったり、旅行したりというイベントは諦めましたが、趣味は今でも変わらず続けています。外出自粛中に唯一出かけたのはお彼岸の墓参りで、これは仕方ないだろうと思い、比較的人が出ない日時を選んで供養に行きました。
私は基本的には在宅で専らPCを使って仕事していますが、世間にテレワークが広がってから、ネット回線のスピードが落ちたのが印象的です。
またネットコンテンツ業者の違いも鮮明になりました。自宅で過ごす人が多くなったことで、有料ネット動画の加入者が増えたようですが、加入者が急激に増えても配信用サーバーの整備の遅れで繋がりにくい状態も出ています。その点、Youtubeは流石で、在宅者向けコンテンツが増えていながら、依然と変わらず再生されるのは立派です。
今や在宅は世界的現象ですから、Youtubeにも自宅で楽しむ為のコンテンツが溢れています。私はYoutube Musicで高音質な音楽を再生しBGMとして活用していますが、高音質なコンテンツが増えたのはコロナの影響ではないかと思います。
多くの人がネットコンテンツを観ることで、淘汰が進んでいるらしく、質的な向上も見られますが、これは一過性ではなく、アフターコロナでも続くと考えられます。
目に触れるもの耳で聞くもの、そして頭で理解するもの全てが、利用者が増えることで淘汰されるというのも一つの社会現象だとも言えます。
コロナを契機として、変わっていくものが何かを見るのも興味をそそりますので、それらを観察しながら在宅ワークを続けていこうと思っています。


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