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2020. 4.10.Up Dated.
アフターコロナについて

 4月7日に緊急事態宣言が出されたので、これからが正念場になると考えられます。
感染拡大を何処まで抑え込めるかによって今後の社会状況が変わりますが、今出来ることは、自分が感染しないように行動することで、感染数を増やさないようにすることではないかと思います。
こういう状況では未だ先の話はなりますが、アフターコロナはどうなっているかもそろそろ考える必要がありそうです。
コロナのビフォー、アフターではかなり様相が異なるのではないかという見方もありますが、これも感覚的な意見であって確たる分析根拠がある訳ではなさそうです。
勿論長いスパンで見れば社会が変容していくという予想は十分に成り立つと思いますが、例えば今年後半や来年はという予想は非常に難しいのではないかと思っています。
マクロ経済も、消費の低迷や行動の抑制等によるマイナス要素とこれを埋め戻すような経済対策の実施との関連を考えなくてはなりませんが、現段階の情報では不足の感があります。
もしかしたら今後も不透明な状態が続き、誰も予測が出来ないという事になるのかもしれません。
私の仕事の分野で言えば、ビフォーコロナでは、REIT市場の動きや関連した指標の動きを観察して現状把握と予測を立てていましたが、アフターコロナではこれだけでは通用しそうもありません。
もっと大きな視点で社会経済全体の動きを予想し、そこからブレイクダウンしてREIT市場を考えなくてはならない状況だとも言えます。
こうなると分析だけでは歯が立ちませんから、結局は直感力が頼りになります。但し、ここで言う直観力は占いとは違いますから、質の高い情報をより多く取り込みそれらの情報によって熟成された感覚という事になります。現在は情報収集段階で、もう少し多くの情報を収集した上で感覚の熟成を待とうと思っています。


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