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2020. 1.31.Up Dated.
新型コロナウイルスの影響

 連日のニュースで中国湖北省武漢市を感染源とした新型コロナウィルスの拡散状況等が報じられていて、これでは自分自身で防衛しなくてはならないと感じます。 外出の際はマスク着用して極力人混みには近寄らないようしていますが、何しろ何処で感染してしまうかは分かりません。
武漢市は人口1,100万人の都市のようですが、封鎖状態にあって交通機関も動いていないようですから、まさにSF映画のような状態です。また武漢市の封鎖前に100万人以上が武漢市を脱出し湖北省外へ逃れたようですから、中国全土へ拡散する可能性もあります。
仮に中国全土へ拡散した場合は、恐らく中国の生産は低下しますし、国民の外出が減るので消費も低迷するでしょうから、中国経済は米中貿易摩擦に加えて追い打ちを掛けられることになりそうです。
この為日本の株式市場も影響を受けて、日経平均が一時は2.4万円まで達したものの、再び2.3万円を切るようになっています。
逆に、影響が少ないと考えられるREITは上昇していて東証REIT指数が再び2,200ポイント台まで上昇しましたが、これが良いとは言えません。
REIT市場に流入した資金は、REIT投資が良く分かっていない資金ですから、単に相場のボラティリティを上げるだけだとも言えます。また短期の資金ですから、意味もなく相場を上昇させただけとも言えますので、本来のREIT投資家は、今は動かず静観が賢明です。

勿論今の状況は金銭の問題ではなく、日本での感染爆発を防ぐことが重要です。
政府は日本での感染爆発を防ぐことが最重要課題ですが、これによって国内で感染が拡大すれば安倍政権も揺らぎます。 一方、野党議員は国会の代表質問で新型肺炎より重要な問題としてさくらを見る会だと言い放つ位ですから、これには注意が必要です。 一部のマスコミもこれに同調していますから、政府与党も難しい状況になります。
政府は何としても国内での感染の広がりを阻止する必要がありますが、野党は逆に見えないところで政府の足を引っ張る可能性があります。
世の中には色々な考えを持つ人は居て、それは許容すべきですが、国会議員のように私たちの税金で養っている人が国民の事より党利党略を優先するとなると腹立たしい気持ちになります。
従って、今回の事では投資よりも日本の政党やマスコミの現状に注視して、日本はどんな状態なのかを改めて考える必要がありそうです。


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