コラムトップ
2019.12.20.Up Dated.
煙草の嗜み

 私は年に10回程度セミナーを行っていますが、愛煙家なのでセミナー会場は喫煙室の設置が必須です。
所が、セミナーに参加される方で休憩時間などに喫煙室に来られる方は1~2人程度ですから、殆どの方は煙草を吸わないようです。
私の喫煙は1日10本程度ですが、家でも喫煙スペースを設けて、その場所だけで吸いますし、外出した場合も喫煙場所を探して吸います。
愛煙家にとっては肩身の狭い時代ですが、今のような環境の方が望ましい面もあります。
大して好きでもないのに煙草を吸う人が多かった時代もありますが、今は本当に好きな人だけがルールを守って喫煙するのですから、この方が自然ではないかと思います。
本来煙草はゆったりと寛ぎながら喫煙する方が美味しいので、最早趣味の世界に入っていると言えます。私は若い頃から煙草を吸っていて、昭和40年代には銀座ソニービルにあったタバコセンターに通って、奇麗なパッケージに入った世界の煙草を買ったりして、大半の輸入煙草を味わいました。
一時はキセルも吸っていました。紙巻き煙草に比べると格段に美味しいのですが、私には強過ぎるのと1回に少量しか吸えないので止めてしまいました。
その後は紙巻き煙草専門になり、色々な輸入煙草も吸ってきましたが、20代はセブンスターを常用していました。
国産の煙草も大半の銘柄は吸ってみましたが、記憶に残っている美味しい煙草は「富士」という銘柄です。父親が缶入りのピースも吸っていましたので比べてみましたが、富士の方がはるかに美味しかったです。 翻って今は強くなくて美味しい煙草が少なくなってしまいました。トレジャーラという銘柄のアルミ缶の6mmg程度しかありませんが、この煙草は驚く程高いのでそろそろ煙草も止めようかと思っていました。
そんな時に手巻き煙草を勧められ、試しに吸ってみたらその美味しさに驚きました。
こうなると凝り性の気質が刺激され、色々な手巻き煙草を試し、多分これが一番ではないかと思われるのを見つけました。
コラムでこんな話もしても何の役にも立ちそうもありませんが、もし愛煙家の方が居たならば参考までにと思い紹介します。
先ず手巻き煙草の葉は無添加なので、紙巻煙草のように約42種類と言われている添加物が入っていません。これが喫味を大きく変え、煙草本来の美味しさが味わえることになります。
市販されている葉の種類は沢山あって、トライすれば好みの味が見つかると思いますが、他にも葉を巻くペーパー、そしてフィルターと組み合わせによって無限とも言えるほど味の組み合わせが出来ます。
煙草の喫味の好みには個人差があると思いますが、とにかく美味しい手巻き煙草をという人には、
葉・・・・・・アクロポリス缶
ペーパー・・・OCBアルティメイト
フィルター・・ギゼ
という組み合わせがお勧めになります。 この組み合わせだと、世界一高価な煙草と言われているトレジャーラの味を遙かに凌駕します。価格もトレジャーラの半分以下となり常用出来ますから、暫くはこの煙草をゆったりと吸いながら楽しみたいと思います。


Copyright (c) SYC Inc. All rights reserved.