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2019. 7.19.Up Dated.
買ってはいけない相場

 とうとう東証REIT指数が2,000ポイントを超えました。
今週に入ってから3日連続で2,000ポイント超になっていますから、相場は過熱状態だと言えます。
この相場でREITを買うのは避けるべきで、それはREITを含んだ投資信託商品も同じです。
REITのような長期保有投資商品では、買うタイミングが重要になりますが、今のように相場が天井になっているときに購入してしまえば、何れは含み損が発生するからです。
勿論、相場はもう少し上昇する可能性はありますが、その場合でも上昇余地を見極めて売却しなければなりませんから、長期保有は出来ません。

一方、既に保有しているREITはどうするかという問題に頭を悩ませている投資家もいると思いますが、この場合は、無理して売却する必要はありません。
一つの考え方として、既保有投資口の予想利回りが基準になります。
長期保有して良い銘柄(収益の安定性が見込まれる高評価銘柄)の予想分配金利回りが4.0%/年~4.5%/年以上確保されているならば、そのまま保有するのも長期投資の考え方としては合理的です。
但し、利回りの高さにつられて低評価銘柄の投資口を保有している場合は、利益確定売りのタイミングだとも言えますから、銘柄の内容を吟味して投資したのでなければ、売却するという考え方もあり得ます。
この場合、売却資金は一旦プールしておいて相場が調整されるまで寝かしておくことになります。
プールしておく期間に、REITの銘柄内容をじっくりと吟味し、次に狙うべき銘柄を定めておいて、相場調整局面で拾う準備が必要になります。
このように説明しても、銘柄の選別が難しいですから、簡単には判断できない方も居られると思いますので、ざっくり言うと、 原則として直近相場の投資口価格で、予想分配金利回りが5.0%/年以上になっている銘柄は利益確定売りの候補だと考えてよいと言えます。
これだけ相場が上昇しても、依然として投資家から5.0%/年以上の利回りを要求されているのは、投資家の評価の低さの表れですから、無理して保有せずに、ある程度の売却益が見込まれるのであれば利確するのもありだと言えます。
REITは売買のタイミングが難しくて迷う方も多いと思いますが、今のような相場では買いは控えて売りを探るのがREIT投資の常道だと考えておく必要があります。


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