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2019. 1.25.Up Dated. |
不安定な国際情勢 |
2019年に入っても国際情勢の不安定化は解消せずに、逆に加速している感もあります。 米中関係に解決の糸口は見られませんし、英国のEU離脱も混迷状態ですから、もう一つ国際情勢に与える大きな影響を与える事象が起きたら、世界中で混乱が深まります。 その一つは中東情勢になりますが、ここは常に火薬庫的存在ですから何時何が起きても不思議ではありません。 もう一つは日本の状勢です。先進国では日本が政治的・社会的安定度の高さで突出していますから、今後もグローバル投資マネーが日本に注目するのは確実です。 所がこれでは面白くないと考える国があるようで、日本を取り巻く環境を不安定化させることで、国際情勢を更に混沌化したいと考えているようです。 混沌にしたいのは、攻められて守り一方になっている中国だと考えられます。米国の攻勢に有力な対抗策も対抗手段も持たない中国は、所謂ゲリラ戦に引き込もうと考えているようです。 その先兵となっているのが韓国で、何かと日本に文句を付けていますが、その背後では中国が糸を引いているのは確実です。 一方で、ゲリラ戦ですから、中国は直接日本には仕掛けてきませんが、韓国が都合よく暴走を続けてくれれば、硬軟両様で日本に接近してきそうです。 私は昨年からREIT市場にもチャイナマネーが流入していると予想していますが、それは株式市場も同じだと思いますので、今後は日本の投資市場の動きも要注意になります。 REIT市場にどの程度の量のチャイナマネーが流入しているかは定かではありませんが、時価総額13兆円のREIT市場を動かすには少なくとも6,000億円程度は必要になります。 勿論中国であれば資金を用意し意図的に動かすことは容易ですから、何かの契機で大量の資金を動かせば、市場を混乱させることも可能です。 この際に問題となるのは、国内個人投資家や金融機関は独自のスタンスを持っていますから、付和雷同することはなさそうですが、証券会社が危険です。 何かの情報を事前に流して証券会社をコントロールするのは容易だと考えている節もありますから、ここを利用することは十分に考えられます。 勿論欧米系の外国法人は追随しませんが、彼らの取引の主流はプログラム取引になっていますから、バニックには弱くなります。 この程度の分析と戦術であれば容易に組み立てられますから、後はどのタイミングを狙うかという問題なのかも知れません。 但し、これらは完全の私個人の見立てで、必ずしも確たる根拠があっての話ではありませんが、いくつかの分析から導き出せる可能性なのです。 従って、REIT市場の国内投資家は、今年はそういう事態もあり得るという前提で相場動向を見る必要がありそうです。 |
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