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2017. 8.25.Up Dated. |
REIT投資の魅力 |
投資法人の投資主構成から見ると、REITの個人投資家は延べ約63万人です。 この他にも市場で短期売買をしている個人投資家も居られると思いますが、配当型投資商品であるREITではその数は少ないだろうと考えられます。 63万人の延べ人数から個人投資家の実数を推測すると、最大で13万人程度、少なく見積もると10万人以下だと思われます。 その実態は明らかではありませんが、私のセミナー参加者でみると、保有投資口の平均年間利回りが5.5%確保されている方が多いように見受けられます。中には4.5%程度になっていて、もう少し平均利回りを上げていきたいと考えている方も居らっしゃるようですが、ゼロ金利時代にあっては4.5%でも優秀な成績だと言えます。 REITは投資口を保有していればも基本的に年2回分配金が届きますから、投資口を購入した後は何もしないで良いのです。 但し、どの価格でどの銘柄を拾うかが生命線で、これを間違えると、仮に配当金は得られても、購入価格より市場での投資口価格が低くなり、計算上のキャピタルロスを抱えてしまいます。 また単純に投資法人が発表している予想分配金を鵜呑みにして分配金利回りを計算するのも要注意です。その分配金には、保有物件の売却益が含まれていて、瞬間風速の金額の場合もありますし、一部の銘柄では出資金の払戻しによって、分配金を嵩上げしている投資法人もありますから、それらを除外して本来の実力である分配金をベースにして分配金利回りを再計算しなくては長期投資にはなりません。 換言すれば、REIT投資の肝は、どの銘柄をどの価格で、そしてどの程度の分配金を巡航分配金として捉えるかの3つの要素だと言えます。 そして、最も確実な投資は、REIT相場が下がった時に投資口を購入することですが、これには何処が相場の底かという見方が必要になります。 反対に、相場が高い時の購入は投資家にとって不利になりますから、株式投資とは違って相場上昇局面では静観になります。 これだけが分かっていればREIT投資は大変魅力的なのですが、中々理解できないという方も多いようです。 私のセミナーは、基本的にこれらの要素について説明をしていますが、投資法人は常に動いていますし、REIT市場も変動していますから、それらの動きを踏まえて、セミナーの都度にアップデートして解説しています。 私自身はREIT投資をしませんので、私の解説によってどの程度の利益が得られたのかを知る由もありませんが、セミナー参加者には常連の方が多いので、損をしている訳ではないだろうという事だけは分かります。 尤も、私はREITの誕生当時からセミナーを行っていますから、最初のセミナーに参加してREIT投資をした方は相当な分配金とキャピタルゲインを得ているだろうと思います。 このようにREIT投資は適切な解説を聞き、それを理解し実践すれば、十分に魅力的な投資になるのですが、これが意外と難しいのが投資の実態ではないかと思います。 |
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