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2014. 8. 8.Up Dated.
真夏は小休止?

 連日猛暑が続いていますが、例年REITもこの季節は動きが少なくなっていて、お盆明け辺りから、イベントが増える傾向にあります。
一方、REIT市場は循環的な調整局面が未だ訪れず、依然として1,600ポイント台を維持していますが、市場の取引内容を詳細に分析すると、一つの傾向が見えてきます。未だ分析が終了していないので確定的なことは言えませんが、何れその内容を発表したいと思います。
投資口価格の形成過程やその価格の根拠は、投資家・投資法人の双方にとって非常に重要な意味がありますが、特に投資法人側は冷静に把握していないと資産運用の方向を誤り兼ねません。
然しながら、市場取引の実態や価格形成根拠を知る方法は簡単ではなく、証券会社等に聞いても本当の所は分かりませんが、市場取引が不活発になるこの時期は実態を把握し易くなります。
そうは言ってもお盆の季節は夏季休暇を取る人も多く、又、この暑さで細かな仕事する環境ではありませんから全体に活動が低下します。 私もこの季節は少しのんびりしたいと思いますが、REITのイベントが少なくなると余裕が出るので、つい日頃出来ない詳細なデータ分析にトライします。
今年は、REIT市場の取引の実態を詳細に把握出来れば、今後のREITの分析に役立つと思い、過去5年の取引データを再収集し、EXCEL関数を使い分析しています。
このような分析の肝は、ツールの使い方より、予め仮説を立ててそれに向けて帰納法的に分析を行う事なので、直感的な問題把握と思考する時間が必要となります。本来この季節は最適とは言えませんが、一方で余裕がないと難しいので、活動が小休止に入るこの時期と正月しかありません。真夏は小休止という環境を利用して、自分がしたい事を出来るので、結構充実しますが、それもエアコンという設備が整っている為だとも言えます。
若い頃は、エアコンも今のように快適ではないので、この季節は、仕事が終わると直ぐにビアガーデン等に行くしかありませんでしたし、分析ツールも手回しの計算機位しかありませんでしたので、今は私にとって非常な便利な時代になりました。 元々、理数系が苦手で、計算も下手な私がこの仕事を出来るのは、この時代だからこそだと言えると思います。

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