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2014. 3. 7.Up Dated.
東証REIT指数で見る投資タイミング



 2013年12月2日〜2014年3月5日までの東証REIT指数の日次推移をみると、上のグラフのようになっています。
縦軸の東証REIT指数を見ると、1,420〜1,520ポイントと100ポイントの幅で上下しているのが分かります。
月別に見ると12月はやや下降気味で、年明け1月は反転上昇、そして2月はまた下降気味ながら3月に向けての上昇機運も見てとれますが、今後上昇しても1,550ポイントを超える事はなく、天井は1,520〜1,540ポイント程度ではないかと推測されます。
又、年度明け4月以降では、4月はそれ程下がらないでしょうが、GW明けからの下降が予想され、少なくとも1,450ポイントまでは下がるものと考えられます。
従って、ピークとボトムでは100ポイント程度の差が出るのは確実ですから、REIT投資はボトムでの購入がお勧めです。
ボトムと言っても、上のグラフを見ると分かるように、1,400ポイント割れは期待出来ませんから、極力1,400ポイントに近づいた時がタイミングになりそうです。

このようにREITの投資口価格は、平常時は季節的に循環変動しますから、ボトムの水準を予測することが重要です。
逆に、ピークは余り考えなくても構いません。通常の状態でのピークは一時的なものですし、直ぐに調整が入りますから、短期売買主体以外は余り気に掛ける必要がありません。
従って、REIT投資は本来は至ってシンプルな投資なのですが、株式投資等の感覚から離れられないと却って難しくしてしまいます。
過去を見ても、REIT投資の失敗はピークを追った結果で、損切りした為だと言えます。
即ち、上昇期待で既に高値になっている銘柄の投資口を購入し、その後に訪れた調整局面で損切りした場合に損失が確定します。
仮に、こういうケースでも我慢して保有を続ければ、配当益が加算されて損失分の穴埋めが進みますので、基本は購入タイミングを前述のボトムで考え、その後は保有を続けることで、利益の最大化又は損失の最小化を図る事が出来るのが、REIT投資の特徴だと言えます。

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