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2013. 3. 1.Up Dated.
個人投資家の悩み
 
 最近のREITの投資口価格の上昇によって、個人投資家は売るべきかホールドすべきか迷っている人も多いと思います。
昨年秋頃に買った人は、投資口価格が軒並み50%近くまで上昇していますから、証券会社等から利確を進められていると思います。
こういう時に最も考慮したいのは、保有投資口を売却するという行為は悪くはありませんが、その売却資金で再投資することが難しいと言う事です。
価格上昇時点での銘柄選別は難しく、勧められるままに買ってしまうと、今度はキャピタルロスを招いてしまうケースが多いのです。
そこで、こういう時はREIT投資では売却後の再投資を控えるという事が必要になります。
従って、必要もないのに売却して利確してしまえば、REIT投資を停止するという事になりますから、50%程度の上昇で売るという積極的理由はありません。(倍程度になれば話は別ですが)
元々、高い利回りに注目して投資した訳ですから、そのまま保有すれば何年間も高利回りを享受できますし、今の水準程度であれば将来も達する見込みは十分にあります。
東証REIT指数で1,300ポイント程度の水準は、上昇局面では間歇的に生じますから、二度とないチャンスではありません。
こう考えると、今どうしても売らなければならない理由はありませんが、投資口価格の上昇を見ると、つい欲が起きてしまうと言えます。
そこで、仮に複数銘柄の投資口を保有している場合であれば、一部を売って現金化して、調整局面が訪れるまで待つというのが賢明な選択だとも言えます。
今の相場が何れ調整されるのは当たり前ですが、それが何時かは今の段階では不明確です。
そこで、その時に備えて準備をしておくことがREIT投資のポイントになります。
具体的にどう準備をするのかはここでは触れる事は出来ませんし、仮に利確するとしたらどういう銘柄を対象とするか等、色々と悩みはあると思います。
後者については、長期保有の対象としてはやや弱いと考えられる銘柄の中から、上昇率を勘案して選択することになりますが、その選別が難しいかも知れません。
REIT投資に関して、こういう具体的な相談に応えてくれる専門家は皆無だとも言えます。
かく言う私も投資コンサルタントではありませんから、個々の投資判断についてのアドバイスは致しませんが、客観的な分析に基づいた判断参考資料の提供を行っていますので、それを基にして考えて頂ければ、自ずと方向性は付くのではないかと思います。
そのために定期的にREIT投資セミナーを開催しています。 有料なので無理して参加頂く必要はありませんが、年3〜4回程度は行いますので、一度覗いてみるのも良いかも知れません。

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