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2013. 2. 1.Up Dated.
2012年の投資口価格の推移
 
 2012年は10月に東証REIT指数月間平均値が1,000ポイントを超えて以来、3ヶ月連続で上昇していて、その勢いは1月も続いています。
この上昇基調は少なくとも年度内(3月まで)は続くと予想されますが、東証REIT指数の上昇とシンクロしている銘柄とそうでない銘柄もあります。
また東証REIT指数と投資口価格の相関度が前年に比べて低下している銘柄や上昇している銘柄も存在するなど、詳細に見るとまだら模様です。
これらを分析すると色々な事が見えてきますが、ここではデータを開示するに留め、別の機会に分析をしたいと思います。
因みに、各銘柄の投資口価格と東証REIT指数の相関度データは、以下のようになっていますので、皆さんも考えてみて下さい。

オフィスビル銘柄 日本ビルファンド ジャパンリアル グローバル 野村オフィス
11/1/4〜11/12/30 0.8891 0.9505 0.9679 0.9736
12/1/4〜13/1/29 0.9762 0.9618 ▲0.0631 0.9116
商業系銘柄 日本リテール フロンティア 日本ロジスティクス 産業ファンド
11/1/4〜11/12/30 0.7633 0.9533 0.7798 0.2573
12/1/4〜13/1/29 0.95 0.9246 0.9026 0.9168
レジデンス銘柄 アドバンス スターツ 日本アコモ 野村レジデンシャル
11/1/4〜11/12/30 0.9281 0.9422 0.9005 0.9602
12/1/4〜13/1/29 0.9588 0.966 0.8773 0.9325
総合型銘柄 オリックス ユナイテッド 森トラスト 福岡リート
11/1/4〜11/12/30 0.9675 0.9021 0.9423 0.9432
12/1/4〜13/1/29 0.9491 0.8717 0.6981 0.9329
複合型銘柄 日本プライム 東急リート 阪急リート トップリート
11/1/4〜11/12/30 0.9327 0.976 0.8922 0.9691
12/1/4〜13/1/29 0.8799 0.8094 0.9389 ▲0.1331
大和ハウスレジデンシャル ジャパンエクセレント
11/1/4〜11/12/30 0.9241 0.9792
12/1/4〜13/1/29 0.9636 0.9403

<全体の傾向>
2012年は前年に比べると、東証REIT指数も個別銘柄の投資口価格も上昇基調にはなっていますが、その動きは必ずしも一律ではありません。
これは市場が銘柄選別に動いているとも言え、それぞれの特徴やパフォーマンスによって売買動向が変わっていると考えられます。
かつてのように、何でも上昇という事ではないのは市場の熟成度が上がってきたとも言えますので、REITに興味を持って新たに参入してきた投資家も、銘柄選別眼だけは養う必要がありそうです。

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