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2013. 1. 4.Up Dated.

新年のご挨拶

　
　明けましておめでとうございます。
このコラムは2003年に始まりましたので、今年で10周年になりました。週1回の掲載ですから約500回ということになりますが、これもインターネットという手段があってのことです。
最初の頃は未だＩＳＤＮ回線で速度が遅く、そしてＨＰもそんなには多くはありませんでしたから、ネット環境もこの10年で様変わりしました。
2000年頃に東北へ旅行しようと思い、ネットで検索して旅館を探したことがありましたが、その当時はネットで情報を得られる宿泊施設は少ないものでした。しかし、将来は宿泊施設の予約はネットが主流になると、私が宿泊した旅館の2代目の若主人は旅行会社に頼る宿泊客獲得からの脱皮を目指しており、話が合いました。
今は、その時に話したようなネット環境になり、サービス業や小売業はネット全盛の時代です。
こう考えるとＲＥＩＴの誕生はネットの普及と伴にありますが、ＲＥＩＴ関連の情報は依然として多くはありません。データ提供サイトは私のを含めていくつかありますが、投資判断に使えるよう加工されたデータは決して多くはありません。
ＲＥＩＴは見方によってはインターネットと同調して成長してきたとも言えますが、有用な情報は簡単には入手できません。
それは、今日のネット社会に共通している問題だとも言えます。
膨大な情報量の中で自分の求める情報だけを探すことはロボット検索で可能ですが、その情報の質までは分かりませんから、質を判断する為には内容を吟味しなくてはなりません。
これが趣味の世界であれば、その程度でも構わないかもしれませんが、現実の損得に繋がるとなるとそう簡単には割り切れません。
こうなると、情報の質のランク付けが必要になりますが、そういった機能を持った検索エンジンは未だ無いようです。
こう考えると、これから先の10年は情報の質を如何にして仕分けられるかが鍵になるのではと思いますので、このコラムも少しずつ改善していく必要がありそうだと考えています。
私としても今後も継続しつつ改良を重ねていきたいと考えています。
今年もご愛読の程よろしくお願い申し上げます。