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2011. 1.28.Up Dated.
個人投資家への情報発信

 先週土曜日に個人投資家向けセミナーを行いましたが、時節柄から参加された皆様の熱心さが伝わってきました。
昨年8月にも個人投資家向けセミナーを行いましたが、その時に比べてREITの状況が良くなってきたこともあって、個人投資家の意欲が高まっているように感じました。
セミナー終了後のアンケート結果も、
(セミナー内容の難易度)
ちょうど良い・・・85%
やや簡単・・・・・11%
やや難しい・・・・4%
(満足度)  
満足・・・・・・・54%  
とても満足・・・・38%  
やや満足・・・・・8%
という内容でした。
今回は、REIT銘柄の市場評価ランキング表を使って、銘柄の選別と絞り込み方法を説明しましたが、恐らくこの手法が最も実践的ではないかと思います。
また、いくつかの銘柄について私の評価・解説を述べましたが、アンケートでもこのような定性評価を歓迎する声も多かったです。
個人投資家は決算説明会にも出席出来ませんし、資産運用会社の話を聞く機会も殆どありません。従って、どういう人によって運用されているかも分からず、また運用者がどういうレベルにあるのかも判然としないまま投資を行っています。
REIT投資の判断根拠の一つに「資産運用能力」が挙げられますが、これを計れる機会は殆どありません。
不定期で実施している、資産運用会社を招いて行う個人投資家説明会で、資産運用会社の責任者とパネル・ディスカッションを行いますから、そのやり取りを聞いているだけでも資産運用会社の責任者の考え方や姿勢が伝わってくるはずですが、こういう試みを応諾する資産運用会社は決して多くはありません。
元々、REITに関する投資判断情報が少ない現状に加えて、資産運用会社の実態も把握出来ないのでは判断のしようがありません。
REITの資産運用会社は、構成人員だけを見れば、零細企業とも言える水準でしかなく、一般事業会社のような大きな集団で運営されている訳ではありませんから、より一層人材の質が重要になります。
こういう現状を踏まえれば、発信しなければならない情報も自ずと見えてくるはずですが、比較情報を取り扱わないのが公平と誤解している人達の○○フェアでお茶を濁しているのが実状ではないかと思います。

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