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2011. 1.21.Up Dated. |
REITのシーン |
毎月何処かしらの投資法人が決算説明会を開催しています。 現在は上場35銘柄で、ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人を除けば年2回決算を行っていますから、年間の決算説明会の回数は69回です。 私はこれらの全てに出席している訳ではありませんが、どの説明会でも説明の後に質問時間があって、証券アナリストの人の質問が出ます。 尤も、質問するアナリストも大体顔触れは決まっていて殆どお馴染み顔ですし、質問も大抵は似通っています。勿論、質問する方は聞きたいから質問するのでしょうが、内容的にはREITに対する質問ではないのではとも感じられます。 今は、オフィスビル市場の状況や商業圏の現状など、市況に関する質問が多くなっていますが、これらは株式の不動産セクターでデベロッパーに対する質問だとも言えます。 REITのような事業主体は、マクロ経済や景気動向に鈍感になるような運営が本来の形ですから、焦点は、どのようにスタビライズしているのか、またはスタビライズしようとしているのかが問題です。 予想配当金についても同じで、過去の変動率に対して次期及び次々期はどの程度の幅になるのか、そしてその原因は何か等、REITらしい質問も聞きたい所です。 こう書くと、それなら自分で質問してはと思うでしょうが、かつては質問したこともありますが、何れも説明者側からは嫌がられました。答えに窮したり的確に説明したりできないような質問だと説明側が困ります。実際にそういう質問によって次回から説明会に呼ばれなくなった事もありますが、決算説明会の回数は多いですから苦にはなりません。 そんなことから、決算説明会では説明者側の説明内容や質問者の視点等から、REITの現状を図ることに徹しています。 REITの初期ではかなり面白いやり取りもありましたし、武闘派的な質問者も居ました。 また、説明側からもREITを理解していないような質問には答えたくないという趣旨の発言もあったりしましたが、その当時に比べると今は落ち着いています。 落ち着きすぎて、詰まらなくなったとも言えますが、世の中回数を経れば大抵はそうなります。 それでも、何処か変わった資産運用会社が出てきて、こういう決算説明会で醸し出されるREITのシーンを変えようという所があっても良いかもしれません。 |
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