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2009. 5.15.Up Dated. |
REITの行方 |
東証REIT指数(配当なし)とTOPIX1000の過去の動きを追ってみると、以下のグラフのようになります。 東証REIT指数(配当なし)(赤線)は2003年3月31日の1,000ポイントを起点にして2009年5月13日までのヒストリカルデータの推移で、TOPIX1000(青線)が2003年9月12日を起点としたTOPIX1000のデータですが、グラフの形を見ると、いろいろな事が見えてきます。
この事から、投資口価格形成の合理性は別としても、REITの復活はマクロ経済動向次第だと考えることが出来ますので、これ以上は悪化しないであろうと思われるようになった時点からREITの真価が試されます。 株式は、例え景気が底入れしても直ちに反転はしませんが、REITはインカムゲイン商品ですので、底入れした時点で予想配当率によって投資口価格形成されるようになると考えられます。 従って、投資家にとって重要なポイントは、景気の底入れ時期の見通しと、個別銘柄の強弱の判断になります。 常識的に考えれば、比較的安定した配当を出す銘柄の予想配当率が10%前後/年というのは評価が低すぎますから、このような配当率になっている銘柄の中から、単独で存続出来る銘柄を選び出せればREIT投資のメリットがありそうです。 「そんな事は分かっている、問題はどの銘柄なのか・・・」という投資家も多いと思いますが、ここからは推測による予想の世界です。 上場41銘柄をこの視点で分類し、ランキングするデータがあれば良いのですが、今のところ見当たりませんので、その内に個人的に作ってみようかと思っています。 |
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