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2008. 1. 4.Up Dated.
謹賀新年

 今年もまた1年が始まります。恐らくほとんどの方は、1月7日が仕事始めになっていると思います。 私も今年の3が日は比較的のんびりと過ごしていましたが、4日の朝刊で原油が$100/バレルになったという記事を見て、仕事モードに入りました。
新年早々にこういう事態が起きると、何となく今年1年は波乱含みを予想してしまいますが、果たしてどうでしょうか。
一方、私の仕事の分野でも、昨年から様相が少しずつ変わってきており、海外からの問い合わせが増えてきています。
日本の不動産の実情や今後の方向性についてという質問が大半を占めていますが、なかには建築確認申請の実態や見通しというかなり細かな分野の問い合わせもあります。
これらの質問は、恐らく日本の新聞記事を読んでの問い合わせだと思いますが、国内とはまた違った海外の情報収集意欲を感じさせます。
勿論、これらの問い合わせだけで海外の情報収集意欲を論じるのは早計ですが、概して海外からの問い合わせはシンプルで本質的な事を求めてきます。
国内では何となく分かっているという状況でも、海外からは更に掘り下げた見通しや今後の具体的影響を聞いてくるので、質問を受ける側としても面白いのです。
元々、私は独自の見方と経験に基づいた持論を展開する性質ですが、これが比較的喜ばれているようで、この点が国内とは異なっています。
国内では、新聞や週刊誌などの記事の延長線上で、且つ、最大公約数的な見方が支持される傾向にありますが、海外は独自の見方の方が喜ばれる傾向があります。
このように私の身の回りでもミニサイズながらグローバル化が進んでいますので、日本全体ではもっと大きいのかも知れません。
そしてこの流れは今年も加速する予感がしますので、内向き思考では徐々に取り残されていく恐れもあります。
それはJREITでも同じだと思いますが、問題はグローバル化というのを同色化と見るか、それとも独自の色を持っての新たな色合いの創出と考えるかによって立ち振る舞いが変わります。
私は、後者が日本のグローバル化だと思いますが、果たして日本の中のコンセンサスはどちらなのでしょうか。
これも大変興味の惹くテーマなので、今年1年こういう見方で色々な事象を見ていこうと思っています。
 
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