現在サイト上で案内されていますが、昨年より始めた投資家セミナーを、初めて東京以外で開催することになりました。 私は、以前から東京以外でも投資家向けの活動をしたいと思っていましたが、セミナー会社は東京以外の開催ではペイしないとの見方で、なかなか機会が見つけられませんでした。
それでも、昨年は大阪で2回セミナーを行い、一つは大阪商工会議所、もう一つは大学OBの在阪同窓会でした。 両セミナーともかなりの盛況で、更に熱心な質問も多く大阪でのJREITの関心の強さが伺えましたので、今年もと考えていた処、個人投資家の減少に危惧を持っていたグローバル・アライアンス・リアルティより大阪での投資家説明会開催の依頼があり、又、大阪での投資家説明会ならばと阪急リート投信の積極的な参加希望もあり、9月2日の開催が決まりましたが、現在既に100名を超えた参加申込みがあるようで、盛況なセミナーになるのではないかと期待しています。
JREITも既に37銘柄になり、銘柄間の競争はパイの奪い合いと新規投資家層の開拓になっていますが、いち早く動くのは、概して市場評価の良い銘柄で問題意識の高い所のようです。
JREITの株価は、現在緩やかな調整局面に入っていると言えますが、更に、秋以降の動きは予断を許しませんし、来年にはJREITの銘柄数も上限に達しそうですから、本格的な競争と淘汰の時代に備える動きが必要です。 資産運用会社も不動産の運用業務だけで事足りた時代は過去のものとなるかもしれませんから、今後は、自らの銘柄を広く投資家へアピールするという活動も欠かせません。
JREITの資産運用会社は、地方の大口投資家への働きかけは行っていますが、個人投資家への説明機会は殆ど作れていませんので、この辺りが、これからの銘柄の評価を左右しそうにも思えます。
泥縄式に困った時に慌てて動くのではなく、先を見越して動く銘柄の方が全ての投資家の支持を得られるはずですので、各銘柄が競って個人投資家への説明に動くようになればJREITの勢いも衰えないのではないかと思えます。
700万人とも1,000万人とも言われている団塊の世代が定年を迎え、退職金を手にする時が目前に迫っていますので、新たな個人投資家層の開拓には絶好の機会になりますから、是非、各銘柄が知恵を絞って投資家層の拡大とJREITの啓蒙に力を注いで欲しいと願っています。
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