3.投資法人の破綻リスク
理論的には、JREIT投資も株式投資と同じように投資先の倒産リスクはありますが、投資法人自体は数人の役員のみで構成される組織で、資産保有以外の業務は営めませんし、社員の雇用も出来ませんから、倒産リスクは一般企業に比べると格段に低くなっています。 保有資産も資産保管会社が管理していますから、投資法人が勝手に処分することはできません。
従って、一般企業のような現実的な倒産リスクはほとんどありませんが、それでもJREIT投資には純資産価値(保有資産価値から借入等の負債を引いた擬似解散価値)と市場株価を比較する見方や、有利子負債比率、DSCR(事業収益と支払利息の比率)と言った指標が重視されています。
このことを簡単に言うと、JREITは投資家にとって、ほとんど実現可能性のない最悪の事態だと言えますので、破綻リスクは最少と考えても良いと言えます。
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