<一般事業法人>におけるREIT投資スタンス
企業にとって、投資行為は会計上は営業外収益活動になりますが、JREITも期中の流動資産及び内部留保の運用先として活用することになります。
一般に、企業の財務運用は保守的な特徴を持っていますので、株式等のハイリスク・ハイリターン商品を運用先として選択するには無理があります。
一方、国債等の元本が実質的に保証されているローリスク・ローリターン商品は、配当利回りが低く、配当金だけでは営業外収益にはほとんど貢献できません。
最近では、債券市場も整備され国債の売買も増えましたので、低利回りの国債を売買することで総合利回りを向上させるという手法も目に付きますが、長期金利が上昇すれば、売却損が発生してしまい、総合収益はマイナスに転じてしまいます。
そこで、新たにJREITを運用先として捉えた場合、どのように考えれば良いかを検証したいと思います。
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